人形浄瑠璃

報告

一如会からのご挨拶
一如会副会長
玉川 孝子

 今年も、一如会教養行事を開催することができました。
 今回は、12月7日に国立劇場において、「文楽鑑賞会」でした。この事業は、参加費が自己負担となっていますが、43名もの方が参加くださいました。この場をお借りして、お礼申し上げます。
 当日は、観劇だけではなく、文学の楽しみ方を教えていただいたり、観劇後、懐かしい方々と昼食を摂ったりと、楽しいひとときを過ごすことができました。
 この教養事業は、在校当時に仲良くしていた方々と、その後も交流や親睦を図る良い機会だと思っています。
次回も、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

平成26年度教養行事「文学鑑賞会」を終わって
一如会厚生部長
篠山 俊夫

 今年も、一如会教養行事に、数多くご参加いただきありがとうございました。
 楽しかった当日の内容を少し紹介いたします。
 文楽は、歌舞伎や能と並んで、日本の古典芸能のひとつです。しかし、誰しも、歌舞伎や能を違って正直、なじみが薄いのではないでしょうか。そのため、参加者のほとんどの方が、初めてということでした。そこで、今回は、本公演ではなく鑑賞教室(時間も短く、楽しみ方も教えていただける)を選びました。

 まず始めに、「二人三番叟」を見ました。二人三番叟は、五穀豊穣を祈る舞三番叟の一部分で、滑稽な動きも取り混ぜられており楽しく、これが「文楽」かと感じることが出来ました。

 ひとつ見終わったところで、文楽の魅了を実技を見ながら解説していただきました。文楽は大夫(たゆう)、三味線、人形の三つで成り立つ芸術だということが良く分かりました。

最後に、「絵本太功記(尼崎の段)」を楽しみました。これは明智光秀(舞台では武智光秀)が、主君を討ち、追われていくまでの13日間を描いたものです。時代物の名作といわれる作品でした。

そのあと、全員で昼食を摂りながら歓談をし、2時過ぎに解散となりました。ご参加いただいた皆様の顔を窺うと「至福」という言葉がぴったりだと感じたのは、私だけだったでしょうか。

 演者の方々に感謝しつつ、家路につきました。

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